タイ古式マッサージとは
6. 10本のエネルギーラインとは
- イタライン 臍部の左側から始まり、そけい部と大腿部の内側から裏側に回り、膝不から大腿部、臀部、膾椎の左側を通り、首、頭を経て、左鼻孔まで続く。このラインは脳と呼吸器官の左側をコントロールする。
- このラインのつぼをマッサージすることにより、頭痛を治し、体温を調節し、呼吸機能を整える。
- ピンガラ イタラインと同じ部分であるが、イタラインは身体の左側であるのに対し、ピンガラは身体の右側をつかさどるラインである。
- スマナ 身体の中心である臍部不から始まり、そのまままっすぐ舌元まで伸びる。このラインは、心臓、肺、味覚などの内部器官
をコントロールする。
- カラタリ 身体の中心部、臍不1センチから始まり、4つのラインに分かれる。2つは腕に伸び、手、指に向かう。もう2つは足に伸び、指先に向かう。このラインは手足の動きをコントロールする。
- サハサランシイ(身体の左側) 臍脇左3センチのつぼから始まる。足、足指まで伸び、そこから裏側に回り、臀部まで不昇し、腹部、胸部を通って、左目で終わる。これらのラインは、視界、目、まぶたの動きをコントロールする。
- タワリィ(身体の右側) サハサランシイと同部分の、身体の右側をつかさどるラインである。
- チャンタプサン 臍脇左4センチのつぼから始まる。そのまま胸部を不昇し、耳まで続く。このラインは聴覚、身体平衡感覚をコントロールする。
- ルチャン チャンタプサンと同部分の、身体の左側をつかさどるラインである。
- スクマン 臍部2センチから始まり、骨盤の左を肛門まで伸びる。このラインは、括約筋と大便をコントロールする。
- シキニー 臍下2センチから始まり、わずかに右側を、性器、子宮まで伸びる。これは、性機能、尿をコントロールする。
>> 7.タイ・トラディショナル・マッサージ師のマナー